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2011年4月の8件の記事

管理人近況

 震災から1か月と2週間が経ちました。この間,福島県弁護士会からの要請を受けて,郡山やいわきの避難所での相談を行って来ました。

 郡山のビッグパレットには,冨岡町と川内村の役場本部が置かれており,1000人以上の住民がいまも生活しておられます。毎日,東京から4名の弁護士を派遣することになっています。私は,その責任者をしています。来週からボランティアセンターが立ち上がると伺っていますので,法律相談だけでなく,被災者の方が抱える問題を支援する態勢が組めるように更なる充実を図りたいと考えています。

 また,いわきの避難所は,ビッグパレットと比べると小規模なところが多いです。小学校や体育館などに集められています。自宅が近いので,昼間は仕事に出たり,自宅に戻って片付けをしておられる方が多いようです。ビッグパレットと比べると,ボランティアがまだ十分に入っていないように思われました。また,自宅がある方でも,情報が不足していたり,一人暮らしに不安があるため避難所を訪れる方もいらっしゃるようです。

 どちらの避難所でも,住宅ローンの問題,被災者生活再建支援金や義援金の問題,東京電力の賠償問題の相談を多く受けました。とくに東京電力の原子力賠償責任法に基づく賠償の問題については,多くの方が関心を持っています。仮払補償金の申請が始まりましたが,どうして申請を受け付けるまでに1か月以上もかかるのでしょうか。避難指示を出した時点で,被災者が生活に困窮することは分かっていたのですから,もっと迅速に対応できなかったのかと疑問を感じざるを得ません。

 また,そうした被災者支援と並行して,日弁連公設事務所・法律相談センターの事務局長として,全国のひまわり基金法律事務所,法律相談センターや独立開業された弁護士の安否確認の収集や,被災した弁護士に対する支援策の立案作業などを行っています。

 被災者の支援が注目されがちですが,その支援にあたる弁護士にかなり負担がかかっています。「支援者の支援」が必要です。東京から,被災者の支援に出かけたつもりが,かえって地元の弁護士の負担になってしまう,ということがあってはいけません。また,東京から避難所に行ってもせいぜい昼間だけであり,限界があります。やはり,原則は地元の弁護士による継続的なサポートだと思います。また,地元にいるからこそ,他の団体や行政との連携も可能になります。

 今後,日弁連や法テラスとしても,被災地に事務所を作って,弁護士や職員を配置するなど思い切った施策を講じてもらいたいものです。それまでの間は,私も東京からささやかな後方支援をさせていただくつもりです。

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ニュース 日弁連「二重ローン問題に関して提言」

日本弁護士連合会は19日、東日本大震災の被災者や被災地の中小企業が二重ローンで困窮しないよう求める緊急提言を公表した。宇都宮健児会長は「政府は被災者が立ち上がるために希望の持てる政策を進めるべきだ」と話し、枝野幸男官房長官に提言を手渡した。

 震災後,いわきと郡山の避難所に相談に行きました。被災者の方は長引く避難所生活に心身ともに疲れておられる様子でした。その中でも,原発,津波の被災を受けて自宅を失った方の場合には,住宅ローンの問題と,今後の住宅の問題が重くのしかかります。「二重」にローンを組めるとは限らないので,「二重ローン問題」というのはミスリーディングだと思いますが,自宅を失ってしまった方の住宅ローンの問題については,何らかの施策を講じるべきでしょう。

 今日も,いわきの避難所で相談を受けましたが,その多くがこの住宅ローン問題でした。金融機関の中には,支払い猶予の措置をとっているところもあるようですが,今日相談を受けた金融機関は,いずれも元金据え置き,利払いのみの措置にとどまっているようであり,率直に言って,利払いができる余裕もない被災者の方にとっては,不十分であると言わざるを得ないように思います。特別な救済措置が検討されるべきではないでしょうか。

日弁連 第一次緊急提言
http://www.nichibenren.or.jp/ja/opinion/report/110414.html

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ニュース 南相馬の西山さん

福島第1原発の事故に翻弄(ほんろう)される街で、若きマチベンが奮闘している。東京都出身の弁護士西山健司さん(30)が目指すのは、地域には欠かせない町医者のような弁護士だ。第2の故郷と決めた福島県南相馬市で避難所を回り、住民らの悩みや不安に耳を傾ける。

 南相馬市で開業する弁護士の西山さんの記事が出ています。西山さんは東京の出身ですが,福島で就職された後,南相馬市で独立開業されました。事務所の名前は,ひばり法律事務所といいます。当時,南相馬市は弁護士が一人もおらず,市役所が補助金を作って弁護士を誘致していました。その後,南相馬市に弁護士は増えましたが,この度の原発災害により甚大な被害を被っておられます。

 そうした中,新しいホームページを立ち上げて精力的に活動しておられる西山さんの姿には頭が下がります。ご家族のこともありますので,無理をなさらないで休めるときには休んでください。私もお手伝いに参ります。

中日新聞の記事
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011042490184554.html

ひばり法律事務所のホームページ
http://hibari-law.com/

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ニュース 末広町法律事務所(奄美)の二代目に鈴木さんが着任

 3代目所長は東京から1日付で着任した鈴木穂人弁護士(34)。引き継ぎ式には、今は北海道名寄市で働く2代目所長の大窪和久弁護士や九州弁護士会連合会、県弁護士会の関係者が出席した。

 奄美ひまわり基金法律事務所あらため末広町法律事務所の引継式が行われました。新たな所長弁護士には,鈴木穂人さんが着任しました。奄美ひまわりの高橋さんの代から数えると三代目ですが,末広町としては二代目になります。

 私も引継式に出席しましたが,裁判所,検察庁,市役所の方々が出席され,あたたかい式典でした。奄美大島に事務所を構える大倉先生,寺田さん,正込さんらの出席があったことも,よかったと思います。

西日本新聞の記事
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/237754

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ニュース 気仙沼ひまわり基金法律事務所が業務再開

東日本大震災の津波で被災した宮城県気仙沼市の東忠宏弁護士(33)が4日、事務所を移転して業務を再開した。兵庫県明石市出身で、阪神大震災も経験。「弁護士の自分にしかできないことをやりたい」と、復興の手助けを誓っている。

 震災直後は安否が心配されていた気仙沼ひまわり基金法律事務所の東さんが,仮事務所に移転して業務を再開しておられます。忙しさが伝わってくる写真です。

産経新聞の記事
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110404/biz11040413480010-n1.htm

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ニュース 難民支援協会が,花巻で相談会

今回の法律相談の仲介をしているのはNPO法人「難民支援協会」。毎週末に東京から弁護士を呼び寄せ、相続や財産、ロ-ンの支払い、国からの補償金などのよろず相談に乗ることにしている。メンバーの一人、田多晋さんは「様々な相談事が出てくるのはこれから。気軽に相談してほしい」と言っている。「ゆいっこ」花巻支部としては今後、こうした一時疎開者と今現在も避難所生活を強いられている被災者を同時に支援する「二正面」作戦を展開することにしている。

 難民支援協会が,花巻で法律相談を行っています。児玉先生が長期間花巻に滞在して,花巻市内のほか,陸前高田市などで相談会を行っているそうです。写真に写っている田多さんは,難民支援協会の職員で,私が担当している難民申請者の支援を行ってくださっている方です。東京でも,多くの方々が支援の輪に加わってくださっていることを知り,うれしく思います。

http://www.j-cast.com/2011/04/22093961.html

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ニュース 宮古で「これからのくらし相談」がスタート

消費生活専門相談員などで組織する任意ボランティア・これからのくらし応援団(吉田直美代表)は9日、宮古市栄町のキャトル宮古5階の法テラス宮古で、生活再建の相談に応じる「これからのくらし相談」を始めた。

相談支援員の波岡美紀さん(58)は「生活そのものがまひしたり、困窮していることを踏まえて相談に応じる。自宅があっても不安を抱えている人がおり、力になれればうれしい」と話している。

 宮古で,任意ボランティア団体「これからのくらし応援団」が毎週土曜日に相談を開いています。代表の吉田直美さんは盛岡の消費生活センターの元職員で,全国的に有名な方です。相談員の波岡美紀さんは,宮古市の消費生活相談員を長く務めておられました。私が宮古に赴任していた当時に活躍しておられた方々が,いまもこうして被災者支援のために取り組んでいることを知り,胸が熱くなりました。

盛岡タイムズの記事
http://www.morioka-times.com/news/2011/1104/10/11041002.htm

岩手日報の記事
http://www.iwate-np.co.jp/hisaichi/h201104/h1104101.html

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ニュース 法テラス宮古の杉山さん

岩手県宮古市の日本司法支援センター宮古法律事務所(法テラス宮古)に所属する弁護士、杉山健太さん(28)は、宮古に赴任して2カ月余りで東日本大震災に遭った。「弱い人のためにできる仕事は何か」と悩んで弁護士になり、司法過疎地に来た。震災後、避難所などを訪ねて被災者の相談に乗るうち、息の長い支援が必要と考えるようになった。「とても任期の3年では帰れない」。被災地の復興を担う決意を新たにしている。

 法テラス宮古の杉山さんの記事が毎日新聞に出ています。杉山さんは,法テラス宮古の二人目のスタッフ弁護士として赴任しました。現在は,被災者の相談に応じているということです。

毎日新聞の記事
http://mainichi.jp/photo/archive/news/2011/04/11/20110411k0000e040048000c.html
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110411dde041040017000c.html

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