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2008年4月

管理人近況 雪の紋別から,常夏のハワイへ

 4月11日に紋別ひまわり基金法律事務所の開所式に出席しました。流氷はありませんでしたが,雪が舞っていました。 翌日は,羽田空港を経由して,いわきのスパリゾートハワイアンズ(旧常磐ハワイアンセンター)に行き,東北の公設事務所の方々と懇親を深めました。雪の紋別から常夏のハワイまで,相変わらず全国北から南まで飛び回っています。

 今週は,月曜日に仙台地裁古川支部,明日は福島県の相馬ひまわり基金法律事務所の支援委員会,明後日は日弁連で法廷弁護技術指導者の養成プログラムに参加する予定です。来週は,5月3日,4日に第二東京弁護士会の法廷弁護のプロ養成特訓が予定されており,ゴールデンウィークも研修三昧で終わりそうです。時間があれば,秩父の三十四か所(観音霊場)を歩いて回ってみたいと思っています。

Monbetu2

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ニュース 紋別ひまわり基金法律事務所 4代目所長の大島さんが着任

 05年から3年間、紋別ひまわり基金法律事務所長を務め10日付けで退任した大窪和久弁護士(32)と、後任の大島未緒弁護士(32)が11日、紋別市役所を訪ね、宮川良一市長らに所長交代を報告。大窪弁護士は「3年間、本当にお世話になりました」「紋別を出ることが決まってから、だんだん寂しくなってきました」と名残惜しそうにあいさつしたほか、大島弁護士は「依頼の相談にできるだけ早く応え、期待に添えるよう、出張と地元の仕事のバランスも考えていきたい」などと抱負を語った。

(北海民友新聞)

 紋別ひまわり基金法律事務所は,2001年4月に全国3番目の公設事務所として開設されました(1番目は島根県の石見ひまわり基金法律事務所,2番目は沖縄県の石垣ひまわり基金法律事務所です)。当時2年目の弁護士だった松本三加さんが初代所長として赴任され,その年に初めて開催された日弁連のシンポジウム「あなたを呼ぶ声が聞こえますか--弁護士のあり方を地域から考える」での発言は多くの司法修習生の共感を呼びました。紋別ひまわり基金法律事務所が,今日の公設事務所の基礎を築いたと言っても過言ではないでしょう。

 その紋別ひまわり基金法律事務所も,松本さん,亀井さん,大窪さんと3代の所長が交替し,今年4月でついに4代目となりました。4代目となるのは,三重県の熊野ひまわり基金法律事務所と並んで最多です。4代目の所長に着任されたのは,大島未緒さんです。大島さんは,東京のご出身で,第二東京弁護士会の紀尾井町法律事務所に所属しておられました。良き後任を得て,ますます紋別ひまわり基金法律事務所が発展することを祈念しています。

 大島さん,がんばってください。応援しています。

Monbetu1

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ニュース 弁護士過疎対策が急務 離島県ならではの悩み

金銭トラブルや離婚など身近な法律問題の相談などに当たる日本司法支援センター長崎地方事務所(法テラス長崎)は10日、来年4月ごろまでに、弁護士が1人しかいない対馬、五島の両市に、それぞれ法テラス法律事務所を新設する方針を明らかにした。常勤弁護士を1人ずつ配置する。

 今年6月に「弁護士ゼロ地域」が解消される見込みですが 「弁護士ワン地域」はまだ20か所以上残っています。そのうち,壱岐,厳原(対馬),五島,平戸の4か所の「弁護士ワン地域」を抱えるのが長崎県です。

 西日本新聞によると,法テラスは,五島と厳原に4号業務対応地域事務所を設置し,常勤スタッフ弁護士を配置する方針だ,ということです。これによって,「弁護士ワン地域」が2か所減少することになります。

 「弁護士ゼロ地域」の解消が目前に迫った今こそ,「弁護士ワン地域」をどのように解消するか,実質的な弁護士数をどのようにカウントするのか,独立簡裁所在地等をどうするのか,裁判所・検察庁の縮小傾向にどのように歯止めを掛けるのか,といった問題をきちんと整理しておく必要があるでしょう。

西日本新聞の記事
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/15559

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ニュース 弁護士過疎地に「万能選手」

 開設されたのは「弁護士法人やまびこ基金法律事務所」(仙台市青葉区)。日本弁護士連合会(日弁連)が拠点事務所を全国に開設する資金として5年間で10億円の援助を決め、仙台は最初の開設地となった。事務所は東北弁護士会連合会(東北弁連)の「やまびこ基金」の財政支援も受けて運営する。

 初代所長に就任したのは元仙台地裁所長の泉山禎治弁護士(72)。事務所では東北の弁護士過疎地での開業を希望する若手弁護士を、毎年2人程度を採用していく。養成期間は約2年間で、仙台弁護士会に所属する先輩弁護士の仕事を手伝う形で指導を受けながら、訴訟や法律相談など業務のノウハウを学ぶ。民事、刑事を問わず、どんな事件にでも1人で対応できるオールラウンドプレーヤーを育てることが目標だ。

 弁護士過疎地では,民事・刑事問わず,あらゆる事件に対応する能力が求められます。日弁連は,弁護士過疎地に赴任する弁護士の養成のため,各分野のスペシャリストを講師にして集合研修等を行っています。しかし,正直言って,実務経験2年目,3年目の弁護士にそこまでの能力を求めることは難しいでしょう。公設事務所や法テラスの弁護士と言えども,スーパーマンではあり得ません。

 その意味では,あらゆる事件に対応する能力よりも,自分の能力で対応できる事件と対応できない事件を選別する能力。対応できない事件については,支援弁護士から助言を受けたり,支援弁護士に受任を依頼する能力こそが求められている,というべきでしょう。

 医師は弁護士に比べて専門化が進んでおり,基幹病院と開業医や診療所の役割分担が明確になっています。また,地域医療の分野では,予防(保健衛生)の重要性,チーム医療の重要性が説かれています。このことは,弁護士過疎地における弁護士の役割にも示唆を与えてくれるように思われます。これからの過疎地の弁護士は,赤髭(スーパーマン)ではなく,診療所や開業医の役割を目指すべきではないでしょうか。 

産経新聞の記事
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080408-00000013-san-l04

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ニュース 対馬,五島に法テラス開設を検討

 金銭トラブルや離婚など身近な法律問題の相談などに当たる日本司法支援センター長崎地方事務所(法テラス長崎)は10日、来年4月ごろまでに、弁護士が1人しかいない対馬、五島の両市に、それぞれ法テラス法律事務所を新設する方針を明らかにした。常勤弁護士を1人ずつ配置する。

 西日本新聞が,法テラス長崎は,馬,五島に法テラス法律事務所を開設して,スタッフ弁護士を常駐させる方針を明らかにした,と報じています。

 対馬と五島は,いずれもひまわり基金法律事務所が開設されており,弁護士ワン地域です。法テラス法律事務所の開設により,ゼロワンが解消されることになります。

 長崎県弁護士会は,2009年の被疑者国選対応の観点から,スタッフ弁護士の配置を進めて来ました。現在,長崎本庁,佐世保,壱岐に各1名のスタッフ弁護士が配置されています。五島,対馬に配置されると県内で5名となり,さいたまに並びます。

西日本新聞の記事
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/15559

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ニュース 美濃加茂に法律事務所が開設

 美濃加茂市で初の弁護士事務所「みのかも法律事務所」が今月、同市太田町に開所し、2人の弁護士が活動を始めた。同市を含む岐阜地裁御嵩支部管内は弁護士が足りない状態が続いており、「法律をより身近に感じてもらえる活動を」と意気込んでいる。

 岐阜県美濃加茂市に「みのかも法律事務所」が開設されました。開設されたのは,佐久間弁護士と,林弁護士のお二人です。

 美濃加茂市のある岐阜地裁御嵩支部は,長らく弁護士1人地域でした。しかし,昨年,可児市に法テラス可児法律事務所が開設され,太田さんと山内さんが着任されました。みのかも法律事務所が開所されたことで,管内の弁護士は6人まで増えました。御嵩支部の弁護士過疎は,かなり改善されたと言えるでしょう。

 ただ,可児支部の事件だけでなく,お隣の多治見支部の国選事件も対応しないといけません。多治見支部は,国選弁護の契約率がきわめて低いことで知られています。弁護士は8人いますが,誰一人国選弁護契約をしていません。全国的にも,非常にめずらしい地域です。そのため,現在は可児支部と本庁の弁護士が,多治見支部に通って国選弁護事件を担当しているようです。

 2009年には,裁判員制度が始まり,被疑者国選弁護の対象事件が拡大されます。多治見支部だけで,100件以上の事件が発生すると予想されています。現在,日弁連は,法テラスと協力して,被疑者国選の対応態勢の整備を進めています。もし対応できない地域が出れば,日弁連,弁護士会が信用を失うだけではありません。被疑者・被告人の権利がないがしろにされる,ということです。そうしないために,あと1年全力をあげて取り組まなければならないでしょう。

毎日新聞の記事
http://mainichi.jp/area/gifu/news/20080403ddlk21040339000c.html

岐阜新聞の記事
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20080404/200804040839_4453.shtml

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ニュース やまびこ基金法律事務所が開設

 日本弁護士連合会と東北弁護士会連合会、仙台弁護士会が連携し、弁護士過疎地域への赴任者を養成する都市型公設事務所「やまびこ基金法律事務所」(仙台市青葉区)を1日開設するのを前に、日弁連の平山正剛会長が31日、仙台市で記者会見し、「来年は裁判員制度や容疑者国選弁護人制度が始まり、弁護士需要が激増する。力を付けた若手弁護士が過疎地に定着してほしい」と述べた。

 3月31日,やまびこ基金法律事務所(宮城県仙台市)の開所式が開催され,私も参加して来ました。

 やまびこ基金法律事務所は,日弁連,東北弁護士会連合会,仙台弁護士会が支援して設立する法律事務所です。いわゆる「都市型公設事務所」としては,全国で11番目になります。また,昨年12月の臨時総会で決議された「弁護士偏在解消のための経済的支援」から援助を受けて設立された拠点事務所としては,全国初です。その意味で,日弁連にとっても大きな意味があります。

 所長に就任された泉山先生は,元仙台地裁の所長です。支援委員の弁護士のサポートを受けて,若手弁護士の指導にあたることになります。すでに宮城県登米市に独立開業予定の及川弁護士の入所が決まっており,今年9月以降,60期の司法修習生が複数名入所予定である,ということです。

 東北は多くの弁護士過疎地域を抱えており,19のひまわり基金法律事務所があります。ゼロワン地域は,仙台地裁登米支部だけですが,及川弁護士が独立開業されれば解消される予定です。しかし,弁護士が2人いれば十分というわけではありません。むつ簡裁(青森県むつ市),久慈簡裁(岩手県久慈市)など独立簡裁所在地を中心に,まだまだ弁護士が不足している地域はあります。また,青森地裁八戸支部,福島地裁会津若松支部,山形地裁鶴岡支部など,国選弁護の事件数に比べて弁護士が不足している地域もあります。ひまわり基金法律事務所の後任も養成しなければなりません。

 やまびこ基金法律事務所には大きな期待が寄せられています。今後,仙台弁護士会はじめ東北の弁護士会の支援を受けて,大きく発展されることを祈念しています。

河北新報の記事
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/04/20080401t13017.htm

毎日新聞の記事
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20080401ddlk04040297000c.html

共同通信の記事
http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/nation/CO2008033101000605.html

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ニュース 益田市、来月から無料法律相談

 多重債務問題に関して益田市は、市内2カ所の法律事務所と協力して4月から無料法律相談を実施する。担当の置塩正剛弁護士(36)=益田ひまわり基金法律事務所=と山田さくら弁護士(30)=石西ひまわり基金法律事務所=が25日、牛尾郁夫市長を表敬訪問した。

 島根県益田市の二つの公設事務所が,市と連携して,無料法律相談を実施するそうです。多重債務の相談は,都市部では無料にしているところが多いですが,地方ではまだまだ有料の方が多いでしょう。無料にすることで,お金に困っている人でも気軽に相談することができますし,マスコミに取り上げてもらうことで広く知ってもらう意味もありますね。すばらしい取り組みだと思います。

朝日新聞の記事
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080326-00000287-mailo-l32

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ニュース 天草ひまわり基金法律事務所 二代目の林さんが着任

 天草市の天草ひまわり基金法律事務所の引き継ぎ式が28日、行われた。林浩一弁護士(34)と妻の真希弁護士(31)が2代目所長として、4月1日に就任する。

3月28日,天草ひまわり基金法律事務所(熊本県天草市)の引継式が開催され,二代目所長の林さんご夫妻が着任されました。

 林浩一さんは,北條さんと同じ日比谷見附法律事務所のご出身です。真希さんは,北千住パブリック法律事務所のご出身で,第4回刑事弁護新人賞の最優秀賞を受賞しておられます。お二人であれば,安心して二代目の所長を任せられますね。

 北條さん,おつかれさまでした。林さん,がんばってください。応援しています。

読売新聞の記事
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kumamoto/news/20080330-OYT8T00663.htm

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